憧れの諸星先輩との話。

これはすもちゃんの世界線での諸星先輩と恋に落ちた話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校3年の夏。進路がなかなか決まらない中、遅いながらにOCに足を運ぶ。その時の実行委員が私の運命の人。彼の名前も学部も学年も分からなかったけど、私は彼になにか引かれるものがあった。顔が好きだとかそういう訳では無いけれど、優しさと雰囲気の柔らかさにときめいた。たった一瞬だけど、されど一瞬。私の世界が変わった。

 

 

 

先輩のいる大学へ入学。

 

 

 

 

 

 

 

「あの先輩、何学部だったんだろ。でもきっと同じキャンパスかな。」切ない思いをそっと心にしまって気付かないふりをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

友達に誘われた飲み会。本当は行く気無い。でも友達付き合いも必要だしと思い行くことに。

 

 

 

 

 

 

 

「ほら!1年生たちもこっち来なよ👋」『ありがとうございます笑』

遠くから呼ばれるその声。どこか聞いた事ある声。忘れもしない、彼の声。どうしよう、彼に声をかけるべきか、その場のノリで声を掛けてみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『せんぱいっ…』声をかけようとしたその時、先輩の彼女らしき人が隣にきて先輩は嬉しそうな顔をして頭を撫でた。(その彼女さんがすもちゃん) あっ…彼女いるんだ… 早くも失恋。でも飲み会で先輩と仲良くなれた。名前は諸星翔希さん。モロ先輩って呼ぶこれから。軽音サークルに所属してて学部は経営。明らかにキラキラしてる人で優しい。それにLINEも交換した。

 

 

 

 

モロ「ふーちゃんこれからよろしくね❗️なんかあったらいつでも言って。」ふーちゃ『はい❗️ありがとうございます笑』

 

 

 

 

 

 

大学ですれ違う時 『ふーちゃーーーん👋👋』って遠くから手を振ってくれる。先輩と連絡を取る度に辛くなった。だって先輩には彼女がいるんだもん。なのにモロ先輩は優しいから私と仲良くしてくれてる…。劣等感が凄いあった。どうせ私なんか妹としか思われてない。恋愛対象になんてなってない。辛かった。

 

 

 

 

そんな中、モロ先輩が彼女さんと別れた。普段は電話も彼女がいるからって言ってしなかった先輩から電話がかかってきた。

 

 

 

 

『あ〜ふーちゃん?俺さ、別れちゃったや笑』「………先輩、無理しなくていいんですよ。彼女さんの好きだったとことか言ってくれてもいいんですよ」『うん…すもはさ、可愛くて無邪気で俺には勿体ないくらいの彼女だったんだ。優しくて、たまには強く言われるけど全部好きだったんだ。』「………私、こんなタイミングで言うのも良くないって分かってるんですけど……先輩のことずっと好きだったんです………」『えっ…?ふーちゃん…?』「返事は今じゃなくて…ゆっくり考えてからでいいので……伝えたかったんです」『ごめんね、今まで辛い思いさせて。ありがとう。』そう言われて私は電話を切った。

 

 

 

 

 

あ〜やっちゃったな〜。今言うタイミングじゃなかったかな〜❗️❗️1人で後悔。でもずっと心に秘めてた思いを伝えられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

これから気まづくなるかと思ったけど先輩は優しかった。いつも通りに接してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

そして3ヶ月後 私はモロ先輩から話があると言われた。怖かった。振られるんじゃないかって。

 

 

 

 

『待たせてごめん。俺、ふーちゃんに甘えてた。たくさん辛い思いさせてごめん。これからは俺が幸せにするから、俺と付き合ってください』

 

 

 

 

 

私は涙が出てきた。やっと叶ったんだ。彼を見つけたあの日から。私には彼しか映らなかったのに、彼には他の女の人が映っていた。何度も諦めようと思ったけど諦められなかった人。彼の優しさに惚れた人。照れて笑うあなたの顔が。悲しくてもなかなか表情に見せてくれなかったあなたが私に伝えてくれた日。今までの事が夢じゃなかったんだって。救われたんだって。先輩ありがとう。あの時実行委員をやっててくれて。何かのご縁かな。クシャって笑う笑顔に。その優しさに。私は惚れた。

そして私は言う。

 

 

 

 

 

「もちろんです。ずっと一緒にいてください。翔希先輩。」

 

 

 

 

 

翔希先輩なんて呼んだこと無かったから耳真っ赤にして恥ずかしがってる先輩がとっても可愛かった。

 

 

 

 

 

諸星先輩ありがとう。